キッキーchallenge’s blog

このブログでは色んな事に挑戦して記録を残すこと、また以前から興味のあることなどを言葉にまとめていくことが目標です。

映画『プラン75』の倍賞千恵子さんがすごい!

こんにちは。キッキーです。

 

連日の晴れ間から少し翳りが出てきました。

正直ほっとしています。

青空の下の桜並木の美しさは最高の景色の一つ

だけれど、晴天が続きすぎると何か生産的な

事をしなければ、この日差しを活かさねばと

強迫観念が強くなりすぎる傾向あり。

そんな時に曇りや小雨が降ると、あー、一安心。

これで、今日はしばらく自分の事に集中

できるぞ!

いやはや不思議ですねー。

おもひでぽろぽろで、主人公の女の子が、

好きな天気を聞かれて、『くもり』と

こたえるのですが、当時の私には理解

できなかった。晴れが一番だと思ってたから。

しかし、今は曇りも悪くない。

 

さて、先日前から観たかったプラン75を

Amazonプライムでみました。

この映画は架空の未来で、高齢者が自分で

死ぬ権利を持て、実行できる制度が整い、

それがプラン75です。

倍賞千恵子さんが主人公で、単身でホテルの

客室清掃員として働く78歳の役です。

倍賞千恵子さんがプラン75を検討、

申込するまでの流れが大まかな内容です。

 

感想として、倍賞千恵子さんが何しろ

素晴らしかったです。全てがです。

また団地と思われる部屋のリアリティーさが

ずば抜けている印象を持ちました。

あー、私もきっと78歳になったら、

こんな生活かも。そして地味かもしれない

けど、機能的で観葉植物もあり、よい部屋

だと思いました。

また登場人物達の会話が、これまたリアルで。。

例えば、75歳以上の人が検診に行く時、

『年寄りが長生きしたいみたいで、若い人に

申し訳ない』とか、同僚の高齢の女性が

職場で倒れた時、『でも職場で倒れなくても

よかったよねー』とか。あらら、痛い。

 

この映画の怖いところは、死ぬ時期を自分で

選べる、自主性を重んじるという名目のもと、

見えない社会の圧力で、無意識のうちに

死を選ばされる強制力です。

 

通常、映画は、ある種の別世界と客観的に

捉える事ができますが、この映画はどうも

日常のこの先の未来の延長線上にある現実の

ように感じてしまうのは、まさにいま、

異次元の少子化対策立案中だからなのか。

 

私もいずれ年をとり高齢者の仲間になります。

確実に訪れる現実です。

 

ふとこの映画はフランス映画みたいだなと

いくつかのシーンで思いました。

また実際フランス、フィリピン、カタール

との合作で、やっぱりちょっと違います。

多様性ということなのかもしれません。

 

すっかり薄曇り。今日は無理しないですみそう。

 

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