キッキーchallenge’s blog

このブログでは色んな事に挑戦して記録を残すこと、また以前から興味のあることなどを言葉にまとめていくことが目標です。

キッキー、映画『リトルダンサー』をみて涙する

こんにちは。キッキーです。

今朝は目覚める前から、肌寒さを夢の中で

感じていました。夢の中だけではなく、

現実も昨日とは一転して寒く、思わず

厚着をしてしまいました。

今週は曇りや雨が多い天気予報となってますね。

 

さて本日、思いがけず10数年振りに

映画『リトルダンサー』を観ました。

一旦見始めたところ、物語に一気に引き込まれ、

あっという間にエンディングを迎えて

しまいました。

今からちょうど20年前に、映画の大型

スクリーンで見た時の驚きと感動と笑いと

切なさは、忘れられません。

時が過ぎ、物語の細部は忘れてしまって

ましたが、強烈な印象は残っていました。

 

この映画は、1964年のイギリス、

炭鉱の街で、一人の少年がバレーに目覚め、

女性向けのものと思われていたバレーに

性差を超えてプロバレーダンサーの道を

選ぶまでの過程を、当時の時代背景、

家族、地域のつながりの中で描かれています。

 

20年前に観た時は、主人公の少年の

ひたむきさ、ダンスシーン、そして

少年の情熱が、最終的に家族に伝わり、

反対から応援に変わるシーンなどに、

胸を踊らされ、感動しました。

 

しかし20年が経ち、自分の年齢も、

主人公の少年より、主人公の父親に

年恰好が近づいてきたため、観る視点が、

父親目線に偏っているのに驚きました。

また、厳しい時代背景、炭鉱の街の

抱える閉塞感、時代の移り変わりなど

社会情勢や、主人公を導く言葉にも

重みを感じて、深く感銘を受けました。

 

今でこそ、好きなことで生きていく。

が個人の努力で可能な人も居るかも

しれませんが、生きていくための選択肢が

限定されてきた時代の方が、人類史上的には

圧倒的に長かったのではないでしょうか。

 

そして誰もが、夢を持ち努力もしているけど、

家族を含め、周囲に応援されるなど、環境や

導く指導者に巡り会えるいう、最終的な運に

恵まれるかが、とても重要なのではないかと

思いました。

だとすれば人生は残酷ですね。

 

好きなシーンはたくさんありますが、

最後、主人公がバレーダンサーとして

幕が開け、飛び立つ、その背中の筋肉、

衣装、メークのなんとも美しいシーン。

主人公や家族のそれぞれの今までの

苦難が凝縮され、開花した一瞬。

この一瞬のためだけに人は生きられるの

だろうか。

 

映画も本も、好きなものは色んな年代で

見直したら、楽しみも増しますね。

 

ノッティングヒルの恋人リトルダンサー

両方ともイギリスが舞台となった

私の好きな映画です。

 

『映画って本当にいいもんですね。』

金曜ロードショー水野晴郎さんの

名シーンありましたね。

本当にそう思います。