物持ちが良いわたし

こんにちは。キッキーです。

今年度も残すところ今日が最終日となり、

明日から新生活が始まる方、環境が

大きく変わる方もいらっしゃるのでは

ないでしょうか。

新しいこと、初めてのものに取り組むのは

とてもワクワクしますが、一方でストレスにも

なりますので、どうぞみなさま出だしは

お互いぼちぼちでいきませんか。

私ごとですが、私は大学入学、新社会人とも

幼少期を過ごした場所と違う地で、

それぞれを迎えたため、この季節は

引っ越しの思い出でが多いです。

今数えてみたところ、大学入学で家を出てから

今まで９回の引っ越しを経験しました。

割と多いな。この話はまた今度。

特に印象深いのは初めての一人暮らし、

高校卒業後、大学に入学するにあたって、

母と地元のイトーヨーカ堂で、炊飯器

始め食器などたくさん買って、荷造り

して送りました。

当時私は全く家の手伝い、家事など一切

していなかったので、何を買えばいいのか

わからず、ずっと母親の後ろをついて歩いて、

『これ必要？必要ない？どっち？？』

など問われると、テキトーに返答しながら

日用品売り場を歩き回っていました。

一人暮らしのイメージが全くわかず、

現実的じゃなかったんです。

そんな中、母親が『どんぶりはあった方が

便利よ！』と言われて買った小さな花模様が

入ったどんぶりは、なんと３０年の時を経て

今でも我が家で現役です！

幾度にもわたる引っ越しや、私のガサツさで

どんぶりのフチは多少欠けてますが、問題なし！

このどんぶりを買った時の状況は今でも

不思議なぐらい良く覚えていて、確か

このどんぶりだけ、私が『これがいい！』と

自分の意志で選んだ記憶があります。

激動の１８歳から４９歳まで、私の食事を

支えてくれてありがとう！

君のことは、ずっと大切にするよ。

しかしよく考えてみると、ワタクシ

物持ちが良くて、他にも一緒に長く

旅を続けてくれている仲間がいるのです。

今夫が使っているミッキーマウスのゴミ箱は

私が初めてディズニーランドに行った時、

１０歳の時に買ってもらったものです。

それから、今から５年前にお別れした

炊飯器は（友達が『たきこ』と命名して

くれました）特に大事にしていめ、

毎回丁寧に拭き掃除を行い、ピカピカでした。

たきこと別れる時、断腸の思いでした。

２５年間も雨の日も晴れの日も嵐の日も

雪の日も美味しいご飯を炊いてくてました。

今『筋肉は裏切らない』が主流ですが、

私の中では『たきこは裏切らない』で

私の食生活を支えてくれました。

一気にセンチメンタルな気持ちになって

しまいましたが、今思うとモノを大事に

するということは、自分を大事にすること

にもつながるのではないかと。

今の私はたくさんの人と、たくさんの

モノに支えられてここまで来たのだと

思います。

これからも一緒に暮らす色んなモノも

大事におもしろおかしく生活していこうと

思います。

最後までお付き合いいただき、

ありがとうございました。