お水取り
こんにちは。キッキーです。
今しばらく、ベランダから夕陽が徐々に沈みゆく様子を
じっと何も考えずみつめていました。
太陽が落ちていく角度で、陰になっていく範囲が広がっていきます。
徐々に春が近づいていきます。
ふと、あー、お水取り行きたいなぁと、
ふわっと急に頭の中に浮かんできました。
二月堂の構内を、燃えるお松明が荒々しく
左右に運ばれます。
お松明の火の粉を浴びようと、二月堂の下には
たくさんの春を願う人たちがつめかけます。
まだ早春の奈良の春の夜風の寒さはひとしおです。
お松明の火の粉を被れた人は、その年を無病息災で
過ごせるという言い伝えもあります。
なぜか今この夕陽が沈む姿をみていたら、
奈良のお水取りが始まる季節の、夕陽の姿と
重なりました。
今年は一般のお松明の鑑賞は禁止のようですが、
このコロナ禍の終息と、世界中の人がワクチンを
接種できますように。
地球規模での無病息災を祈るばかりです。
今日は家のベランダから遠く若草山が
みえたような気がします。