同窓会で上京した父が、老衰を語る

こんにちは。キッキーです。

今日も快晴でなんて気持ち良い天気なんだ！！

今年の紅葉は例年より色づきも良く、

美しく感じます。あー、秋ですねー。

昨日は皆既月食と惑星食という442年振りの

天体ショーで、ニュース番組でも、たくさん

取り上げられてましたねー。

前回が本能寺の変の二年前で、次回が332年後

とは、なんというレアケース。

しかしながら、キッキー体力低下のため、

家族や友人から送ってくれた皆既月食の写真と

テレビ中継で、世紀の天体ショーを体感

しました。

さて、昨日父の同窓会が無事開催され終わり、

新幹線から会場までの送迎ミッションを

無事コンプリートしました！

元々父は外見も雰囲気も亀に似ていますが、

まさに歩みもカメさんになっておりました。

昔から、歩みの遅い人でしたが、一段と

歩みが遅くなっており、驚くべくスピードです。

思わず『気合入れて歩きな！！』と

叱咤激励するところでしたが、朝起きて、

新幹線にのり、待ち合わせ場所まで来るまでで

もう疲れてしまったという父。

そりゃそうだ。私だって同じ。

思わず腕をとって歩いた際に、父の腕が、

背中が、まるで軽石のように軽く感じ、

風船のようで衝撃を受けました。

二人でコーヒーを飲みながら、老衰に関して、

静かに語る父。『老衰も病いなんだねー。

とりたてて、どこが悪い訳じゃないけど、

身体の機能が全体的に落ちてくるんだねー。』

そういえば、老いとは個人差があり、老いる

スピードが遅いという話を思い出しました。

無事同窓会も終わり、同窓生と共に現れた

父は、朝より血色も良く、表情も豊かで

とても楽しそう。

私の名刺も配ってくれたみたいで、父の同窓生

から、『頑張って稼いで、親孝行しなさい』

と私も激励を受け、大きな声で『はい』。

新幹線の駅で午後休みをとってくれた姉と

二人で父を見送り、一安心。

おそらく父も母も老いてきてはいますが、

割と順調にマイペースで老いて来れたのは、

ある意味幸運です。

母の手作り料理と健康管理が、多大な貢献を

していることは間違いないですが、自分で

決めて行動できる自由を85歳の父が持てる

のは、すごいし羨ましいです。

子として何ができるのか考えると、やはり

基本は見守りであり、手助けが必要な時に、

全力でその手を掴めることでしょうか。

明日の事は老いも若きも誰にもわかりませんが、

今に集中して、今からこの時に全力を尽くし、

楽しめる自分でありたいと思います。

紅葉もキレイだけど、昨日食べたパスタも

美味しかったです。やはり食欲の秋です！