夏みかんで『白いぼうし』を思い出す
こんにちは。キッキーです。
今日から５月から始まるというのに、
今日も寒いですねー。
雨が冷たくて、街を行き交う人も、
トレンチコート着ている人も多かったです。
タイトルが、ちょっと季節外れかなと。
しかし沖縄では梅雨入りまでカウントダウン
だそうで。
明日からはしばらく天気も安定して
気温もあがるそうです。
ちょっと楽しみだわー。
今日、姉から夏みかんをもらいました。
私、夏みかん大好きです。
そして夏みかんをみると、なぜか
いつもこのフレーズを思い出します。
『これはレモンのにおいですか。』
『いいえ、夏みかんですよ。』
一節です。そして以下このような会話が
続きます。
『ほう、夏みかんはこんなににおうもの
ですか。』
『もぎたてなのです。きのう、いなかの
おふくろが、速達で送ってくれたのです。
においまで、私に届けたかったのでしょう。』
これは私の小学校の四年生ぐらい？
国語の教科書にのっていて、大好きなフレーズで、もうかれこれ４０年近く忘れずに心の中に
残っています。
夏みかんが、そんなに香りが良いものなのか。
そして、いなかのおふくろな速達で送って
くれたというところも、地方出身で昭和に
子供時代を過ごした私には、とても
現実味がありました。
そして大人になって、母から数えきれない
荷物が送られてきましたが、その荷物を
開けるたび、白いぼうしの最初のフレーズが
頭をよぎりました。
『夏みかん、入ってないかな。』
そして、昨年私の母の友達のおばさんから
荷物が送られてきて、地元の野菜といっぱいの
夏みかんが送られてきて、とうとう夢が
叶いました！
もしかしたら母も夏みかん、送ってくれていた
のかもしれません。
でも私が若くて余裕がなくて忙しくて、遊びと
仕事の事で頭がいっぱいで、今のように
食材に深い関心もなく、見落としていたのかも。
いや、そうだ。きっと荷物が送られてくる
事も当たり前に思い、何を送ってくれたのかも、軽く流していたのかもしれない。
気がつけば母からの荷物はすっかり減って
しまった。。
愚かですね。若さと呼べば良いのか。
この白いぼうしの松井さんのように
なぜ、いなかのおふくろの思いをきちんと
汲めなかったのか。
今日の夏みかんの香りは、いつもより、
酸っぱい気が。
大事に美味しくいただこうと思います。
