キッキーchallenge’s blog

このブログでは色んな事に挑戦して記録を残すこと、また以前から興味のあることなどを言葉にまとめていくことが目標です。

ドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします』から老いを考える

こんばんは。キッキーです。

 

大型台風2号の影響で、全国的に雨が

降りやすい天気になっきました。

そして、いよいよ6月に入りました。

水無月です。

台風による被害が少ないように祈る

ばかりです。

 

さて、先日ドキュメンタリー映画

『ぼけますから、よろしくお願いします』

を見ました。

このドキュメンタリー映画は、映像作家の

信友直子監督が、広島県呉市に住む、

ご自身の両親の老老介護を十数年に及ぶ

映像でまとめたものです。

信友監督の母親が84歳頃、認知症を発症し、

90代の父親が、一人で妻の介護を行う

ドキュメンタリーです。

信友監督は仕事で東京で生活し、呉市には

定期的に両親の様子をみに帰っているようで、

遠距離で両親を見守っています。

 

映像は非常にリアルで、自分の両親の姿を

被せてみてしまう人は多いのでは

ないでしょうか。

母親が元気な時は、おかずたくさんの

手の込んだ料理を夫婦二人で他愛無い会話で

囲み、しっかり日常生活を送っています。

 

しかし、徐々に母親に認知症の症状が

強くなっていきます。特に私が印象に

残っているのは、洗濯をするのを忘れてしまい、

洗濯するつもりで、廊下に洗濯物を

撒き散らしてしまいます。

そしてその上で母親が寝そべってしまいます。

その上を、父親が『おしっこ、おしっこ』と

驚きもせず、跨いでトイレに向かいます。

 

そうなんです。こういうことが

大事なんだろうな。

おおごとにしない。大らかな気持ちで

やり過ごす。

信友監督の父親が、ユーモアと優しさと

誠実さのある、とても素晴らしい方で、

妻の認知症に関しても、自分の生活の一部

として捉え、いたって泰然自若。

そして、監督が『直子が家に帰って来ようか。』

と父親に尋ねると、『仕事があるうちは、

仕事をした方がいい。自分が介護をするから、

あんたは帰ってこんでいい。』と

言葉をかけます。90代の父親が。。

私も以前母親に同じようなことを言われた

事があり、全ての言葉が自分ごととして

捉えてしまいます。

 

この映画は、認知症の症状についても

知ることができますし、コロナ禍の中の

延命治療や看取りなど、あなたならどうする?

と問われている気がしました。

 

今回この映画をみて、おおごとにしない、

泰然自若が歳を重ねる上ではとても大事な

スタンスなんだなぁと思いました。

白黒ではなく、限りないグレーでやり過ごす

ことも一つの生き方かもしれません。

 

梅雨の季節、どうぞみなさま体調など

崩さず楽しくお過ごしくださいませ。

 

ふるさと納税で、巨大ホッケが届きました!

すごーーく美味しかったですー。

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